著作権について知ろう!(入門編)

みなさんは普段、どんなものを作っていますか?絵を描いたり、小説を書いたり、写真を撮ったり、音楽を作ったり…。実は、そうして作った作品には「著作権」という権利が関わってきます。

「著作権って難しそう」「なんだかめんどくさそう」と思うかもしれませんが、実は私たちの創作活動を守ってくれる大切な仕組みなんです。SNSで作品をシェアしたり、友達の作品を見たりする機会も多い今だからこそ、著作権について正しく理解しておきましょう。

目次

これが大事!

著作権は「創作粒を作った人」を守るための権利

作品を公開した時点で自動的に著作権は発生する

他人の著作物を使っていいときと、ダメなときがある

著作権は、創作活動を安心して続けるためのしくみ

どういうこと?

著作権は「創作物を作った人」を守るための権利

あなたが時間をかけて描いた絵や書いた文章、撮った写真などは、すべてあなたの「著作物」です。著作権は、そんなあなたの作品を「勝手に真似されたり、無断で使われたりしないよう守る権利」です。

例えば、あなたが描いた漫画のキャラクターを、誰かが勝手にグッズにして売っていたらどう思いますか?きっと「それは私が作ったキャラクターなのに!」と思いますよね。著作権は、そんな時にあなたを守ってくれる権利なのです。

作品を公開した時点で自動的に著作権は発生する

「著作権を取得するには、どこかに申請しないといけないの?」と思うかもしれませんが、実は申請は必要ありません。あなたが作品を作って形にした瞬間、自動的に著作権が発生します。

つまり、あなたがいま描いているイラストにも、既に著作権があるということになります。

他人の著作物を使っていいときと、ダメなときがある

他の人の作品を使いたい時は、基本的には作者の許可が必要です。しかし、すべての場合で許可が必要というわけではありません。

作者の許可なしで使ってもいい例

私的利用(自分だけで楽しむ)

引用(批評や研究のために一部を使う)

パロディ(元の作品を批評・風刺する目的)

作者の許可が必要な例

人気キャラクターを使ったグッズを作って販売する

音楽を動画のBGMとして使い、その動画を公開する

他人の楽曲を公の場で演奏する

著作権は、創作活動を安心して続けるためのしくみ

著作権があることで、作者は「自分の作品が守られている」という安心感を持って創作活動を続けることができます。もし著作権がなかったら、苦労して作った作品を誰かに真似されても何も言えないことになってしまいます。

また、著作権があることで、良い作品を作った人がきちんと評価されたり、収入を得たりできるようになります。これによって、さらに良い作品が生まれる環境が作られているのです。

よくあるギモン

著作権の有効期限はいつまで?

作者が亡くなってから70年間続きます。著作権者が企業などの法人の場合は公開から70年間です。それを過ぎると「パブリックドメイン」となり、誰でも自由に使えるようになります。

ネットにある画像や音楽って自由に使っていいの?

基本的にNGです。他人の著作物は、許可を得るか、ルールに従った「引用」などでなければ使えません。

著作物を無断で使用するとどうなる?

損害賠償や差し止め請求、刑事罰の対象になることがあります。刑事罰の場合、原則として10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金が課されることがあります。

まとめ

著作権は、創作活動をする人みんなを守るための大切な仕組みです。「他の人の作品を尊重し、自分の作品も大切にする」という気持ちがあれば、著作権は決して難しいものではありません。

これからも安心して創作活動を続けるために、そして他の人の創作活動も応援するために、著作権について正しく理解しておきましょう。

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